鉄蓋診断士・技能講習会

鉄蓋診断士制度

全国パラボラ工法協会では鉄蓋診断士制度を発足させ、全国各地の講習会から、多くの鉄蓋診断士が誕生しております。鉄蓋診断の専門知識を持った鉄蓋診断士が、上下水道鉄蓋の維持管理に貢献します。また、これからの維持管理の時代に向け、鉄蓋診断に特化した専門家のニーズが高まってきます。

鉄蓋診断士教育

鉄蓋診断業務は特別な公的資格は必要有りませんが、的確な診断業務は誰でも行える訳ではありません。専門の知識や技能が必要です。
全国パラボラ工法協会では、公益社団法人日本下水道協会発行より発行された「下水道用マンホールふたの維持管理マニュアル(案)」を元に、鉄蓋診断に関する専門教育を行い、信頼される鉄蓋診断士の育成を行っております。「鉄蓋診断士」は全国パラボラ工法協会が認定する民間資格です。

鉄蓋診断項目

診断1 設置基準

使用されている鉄蓋性能が、設置環境や目的に適合しているか診断

診断2 損傷劣化

経年劣化等による摩耗・損傷等が発生し、危険な状態に成っていないか診断

診断3 その他

鉄蓋周辺舗装や受け枠調整部に不具合が発生していないか診断

設置基準 耐荷重性能 マンホール蓋が設置道路に対し、適正に使用されているか
浮上防止機能 必要な箇所の鉄蓋に、浮上防止機能が備わっているか
転落防止機能 必要な箇所の鉄蓋に、歩行者等の転落事故を防止する機能が備わっているか
損傷劣化 外観 鉄蓋破損、ひび割れ等
がたつき 鉄蓋及び、受け枠のがたつき
表面摩耗 鉄蓋表面柄の摩耗
腐食 鉄蓋裏面の腐食
鉄蓋機能
  • 浮上防止機能
  • ロック機能
  • 転落防止機能
その他 受け枠高さ調整部 破損、クラック、空洞の診断
鉄蓋と受け枠段差 鉄蓋の浮きや、落ち込みの診断
受け枠周囲の道路
  • 受け枠と舗装の段差診断
  • 舗装のクラック、剥離等の診断

安全教育

安全の確保

鉄蓋診断教育の他各種安全教育を実施し、会員のレベルアップや安全意識の向上など教育に努め、事故の無い安全作業を目指しております。

  • 硫化水素ガス安全教育
  • 研削といし交換安全教育
  • 振動工具安全教育
  • 粉じん作業安全教育

〇技能講習会

全国均一の施工を図るため、技能講習テキストは発刊いたしました。各地区ごとに講習会を開催し、施工の流れや目的、ノウハウ、必須の事項などを共有し、より一層の低コスト化、効率化、工事時間の短縮、産廃の削減を目標にマンホール鉄蓋の維持修繕分野への貢献目指してまいります。
現在はコロナ禍にあって、オンライン講習会を2021年5月より順次実施予定です。